■2009/8/10〜8/14 東京都小笠原母島釣行 26時間以上も東京からかかる島、小笠原母島。往復で4日間を削られてしまう都合、 どうしても長期に滞在する事が許される発着便が出る夏季は、船は大混雑。 そんな中、今年は真夏に狙いを定め、釣りに行って参りました。 9日間滞在中、釣りは3日間を定め、そこは家族との色々なバランスを保つ(笑)。 しかし、太平洋上にあった熱帯低気圧はしっかりとスクスクと台風に育ち、 無事竿を出す事ができるのか・・・と、もう船の中では常に釣りの神に祈りつつ、 ずっとヒルネをして過ごしていた。 ●8/10 5:00〜15:00 母島東港堤防釣行 タイフーは無事東側に抜けていったのだけど、海の状態はあまり宜しくない・・ 正に「晴天なれど波高し」状態。 そんな訳で、沖磯渡礁をしようにも、3日間はウネリは取れないだろう・・と、 お付き合いのある漁師さんはつれない返事。天気のヤツはあらゆる手段を使ってでも、 俺を沖磯には渡したく無い様子。来年からは、泡盛の1升瓶でも海に献上し、 この怒りを静めるべく、粛々と生きる毎日を過ごそうか・・なんて考えてしまう。 そして本日は風裏となる、東港での釣り。 ◆仕掛け:フカセタックル
◆仕掛け:スルルータックル
取り敢えず狙いは、アーガイ(ヒブダイ)とかガーラ(カスミアジ)とか、その他中モノ。 竿は堤防先端より正面に出す。潮は殆ど動いていないが、左から右方向へ吹く 強烈な風の影響で、結構シカケを馴染ませるのがツライ・・ 手製コマセを撒くと、もうそこはオヤビッチャ天国。そのビッチャー軍団に 紛れているのが、中型イスズミ・ウメイロモドキ・グルクン(タカサゴ)、 オンレー(ハナアイゴ)。 スルルーでやっても、冷凍エビでやっても釣れるのはイスズミの40クラス。 そもそもイスズミって魚とか食べるんだっけ・・?って思った。 そしてプチ事件。イスズミでは無い、ちょっとヒキもトルクもある魚を釣った時に、 メガドライ3号の2番が乾いた音と共に、パッキーンと折れてしまった・・・ 釣り初日にして、もうレギュラーメンバー負傷そして死亡。 この2番は、以前沖縄で竿が固着した時に、プライヤーで軽くつまんで、 ミシ・・と音を立てた部分。その後、何匹も魚をかけていたから大丈夫だろ・・とか 思っていた最中の出来事であった。でも魚は取り込めた。 ネットで色々調べると、マダラタルミって魚っぽいけど、大きくなると、 胴体の模様は消えるらしいので、ちょっと確証は無いのである。サイズは45センチ。 これがくだんの魚であれば、結構旨い魚らしい。 その後は、中型イスズミ(40〜45センチ)がほぼ入れ食い状態の中に、 たまーにグルクンやや、オンレーがパラパラ釣れる程度。 打ち込みもやってみるが、アタリはあるものの結局食い込みはナシ。 去年のGW釣行とは、全く海の様相が違う小笠原母島の1日目はこんな感じで終了・・ ●8/12 5:00〜16:30 母島東港堤防釣行 釣行2日目。今日も島の西側はウネリがあり沖磯はムリ。 お気楽に東港で竿を出してみる。2日前の釣りでは、終了後後片付け中に、 にガーラ(カスミアジ)の群れが回ってきたり、夕方に色々イベントが起きたため、 今日は夕方まで粘る事にしてみる。 ◆本日仕掛け:フカセタックル
海の状況は2日目とはあまり変化無し。 ただ今日は朝から3センチ程度のスルルーが海の中に大量発生。 これを追って、何か青物でも入ってくるといいのだけど・・・なんて考えていると、 来ました、来ました!カッポレがまずペアで入ってくる。しかも漁港内のスルルーを 追いまくった!ここで、すかさずハリとハリスを1サイズアップし、 エサをスルルーに変えてキャスト、1発でバチバチッーーと喰ってきた! サイズはそんなに大きく無く46センチだけど、喰って旨いサイズなので、 血抜きしてキープ。その後ちょっとだけ小さいカッポレがもう1回喰ってくる。 そんな後は、コンスタントにイスズミ・イラブチャ(オビブダイ)・オンレーなどを追釣。 テキトーに打ち込んでおいた竿には小さなバラフエダイがかかる。 余談だけど、釣ったオンレーにメートル以上のシジャー(オキザヨリ)が食い付いて、 こりゃあ打ち込みエサに最適!とか思っていたらはき出されてしまうできごとがあったり、 サイトでフカセ竿にメートル近いサメを掛けたりして、なかなか楽しい。 しかしハリス20号まで上げたけど、結局、フカセ竿でメートルクラスのサメを 取り込む事は全く出来ませんでした・・・ 夕方、やはりガーラの目測60〜70センチクラスが回遊してきたけど、 スルルーには全く目もくれず、悠然と目の前を泳いでいた・・・ ●8/14 5:00〜11:30 母島東港堤防釣行 やっぱり今日もウネリ取れず。西側は絶望的だったから、東側の地磯への渡礁を掛け合うも、 東側にはあんまり具合の良い磯は無いし、チャーターで7万払う価値無いよ・・と、 漁師さんに言われてしまえば、なんか大金払って渡る必要性もあまり感じなくなってきた。 そんな訳で3連続東港。 今日の東港、昨日あれだけいたスルルーも殆ど姿を見せず、相変わらず オヤビッチャだけは元気。死ぬほど釣れるので、捌いてマキエにすると、サメが寄って来る(笑)。 いいことナシ・・ ◆本日仕掛け:フカセタックル
そんな中での釣り、昼近くになった時、バラハタが4匹入ってきた。目測80センチ以上。 もうこれを釣るしかない!!と、サイトフィッシングに徹する。 しかしかかるのはオキフエダイや、バラフエダイ、ツチセボリ(だよね・・)とか。 オマケにグレバリ10号に、極小ウメイロモドキ(笑) 魚は超綺麗。 おなじみのイスズミやら、イラブチャーやら。今日は5目以上達成日。 そしてバラハタなんだけど、スルルーの房掛けでなんとか喰わせるも、直ぐさまテトラの スキマに入られ、ハリスを切られてしまう・・・その後もテトラから出てくるが、 もう警戒して、全くエサを拾わず。そして時間終了・・・ 総括。 ●磯の神に完全に見放された俺 ●やっぱり小笠原も夏の海はツライのだ・・・・ そして最後にくろさん、どうもお疲れ様でした。 磯にも乗れず、釣果も振るわなかったですが、今度は初夏の小笠原にチャレンジしましょう。 そして、またどこかの離島でお会いしましょう! |