■2012/5/27〜29 東京都伊豆諸島 八丈島釣行

さぁさぁ2ヶ月越しに計画をしていた、沖縄の友人Guさんとの
八丈島釣行が決行されました。前日までは、台風2号が小笠原諸島近辺で発生し、
一時はヒヤヒヤモノでありましたが、まぁなにはなくとも全日晴れ・・と、
天気には恵まれました。

ちなみに八丈島を勧めた我が身としては、是非、せっかく沖縄から来ているゲストに、
でっかいオナガメジナを数釣りして欲しい訳で、かなりのハイプレッシャーと
なる訳ですが、これに八丈島が答えるかはもう時の運。南南東にいるという、
釣りの神(?)に毎日ウートートーしつつ、眠れない日々を過ごしつつ当日を
迎えたのであった。

●2012/5/27 15:00〜18:00 八重根港
当日は、2便での八丈島入りとなったので、1日目はお手軽に桟橋での釣り。
天気は良いか、台風の影響か、少しウネリを伴っているので、波が這い上がらない
桟橋真ん中で竿を出す事にしました。
ちなみに、今回お世話になったのは、毎度おなじみの八丈島 エース釣り具店です。

◆沖縄・徳之島で鍛え抜かれたウデを持つGuさんのブログはコチラ↓
Gu の 場所

◆八丈島ではおなじみの、エース釣り具店さんのサイトはコチラ↓
八丈島 エース釣具店

 

 ◆本日の仕掛け
 スタイルウキフカセ
 竿シマノ 斬波カーエーTYPE-II
 リールシマノ HYPER FORCE Mg400DHG
 ミチイト5号
 ハリス5号
 ハリグレバリ12号
 ウキエキスパートグレZ
 トピックミチイト直結、からまん棒のみの軽い仕掛け


八重根港真ん中辺りの潮は、根本に当たったウネリから、左沖方向に払い出す形。
事前に「ダツ」の状況はどうですか?という八丈島ダツアナフィラキシーを煩っている朕の問いに、
「あまりいないかもー」って話でしたが、少しでも沖目を狙うと、スグに八丈島名物の
30センチダツが喰ってしまい、ハリをぼんぼん取られてしまいます・・・
Guさんは「なんで沖縄の魚を釣らんといかんのじゃー!」と少々お怒り(笑い)

2投目。ハラハラとミチイトが持って行かれるヒキにガツンと合わせると、
結構強烈なヒキコミ!!でも、ハリス5号を出す様なヒキではないので、ワハハ!と
笑顔で対応すると、上がってきたのはガラサー(イシガキダイ)。
まさかフカセでガラサーとは(笑)、なんとも得した気分になるのだ。



そしてGuさんは、竿先ポッキーののち、結構いいヒキの魚を掛けるが、
残念ながらハリハズレ・・・・


そのあとは、ハリがスパッと切られる事があると思えば、上がってきたのは
イシガキフグ・・とこんな感じで1日目は終了。



そして釣り宿に帰ると、今回の遠征計画を揺るがす大事件が発生していた。
それは、渡船システムの改正の事なのだけれど、今年1月より、八丈島の渡船は
以下の様に変わったのである。

■5人以上渡船の場合は、1人8,000円
■5人に満たない場合の渡船は、36,000円を人数で割る

つまり、今回の様な平日に来て釣り人がいない場合は、必然的に料金が
ハネ上がる訳で、今回の場合は2人なので、1人18,000円かかるという、
東海汽船も真っ青の豪華客船並の料金となる訳である。
事前の情報不足で、まさかこんな自体になっているとはつゆ知らず、
八丈小島渡船の夢は、この時点で儚くも散ってしまったのであった・・・

●2012/5/28 6:00〜18:30 地磯ヒラエ〜神湊軍艦堤防〜八重根港
そんな訳でこっぱみじんになった八丈小島渡船だが、落ち込んでもいられないので、
ここは地磯で頑張ってみようと、エースのおやじさんオススメの、地磯ヒラエに
入る事にした。当日は遠目で見てもベタ凪ぎの海・・・さて、何が釣れるでしょうか?

 
地磯ヒラエの全景。根本からの払い出しがある時が狙い目らしい・・


ちなみに今回、良いとされている根本からの払い出しも無く、潮がよどんでいる・・
流れも無いので、自分は八丈小島向かって右側キワから狙い、Guさんは、
向かって左側から竿を出し、若干ある流れに仕掛けを載せる釣り。


地磯ヒラエで狙うGuさん。沖に潮目・・

しかし磯際は死の海・・・そして沖はダツいっぱいで釣りにならず。
Guさんが海水を舐めてみたりしていましたが、全く塩っ辛くなく、なんだか
味の素を入れた様な味・・・淡水が混じり込んでいるのか謎ですが、海の状況は
あまり芳しくないのである。


そして執拗に狙うGuさんに、まーさむんアカハタゲット!!
これはキープでしょう!やっと食べられる魚が釣れました。しかし後が続かない・・・
カサゴや、ナメモンガラ、ウミヘビなんか釣れるけれど、こんなものを
狙ってもしょうがない・・・というか、申し訳無いにも程がある!!!!

 

ちなみに自分の方はというと、放流サイズの20センチくらいのチャリコが
結構釣れました。なんでも、最近放流されたものらしく、磯際にまだ付いている様です。
きっと殆どが釣り師に釣られてしまうのでは・・・そんな心配がよぎります。

こんなして午前中は終了。地磯ヒラエは早々に諦め、神湊港の軍艦堤防に移動。
ここはヘチに巨大メジナが居付きでついているので、間違って釣れる可能性もある・・
そんな訳でヒルメシを早々に済ませ、午後の部をスタート。
コマセを打つと、もうどん欲な巨大ウスバハギが群れてくる。オナガもその下に
見えるのだが、ウスバハギとダツによって、下まで仕掛けを入れられない。

 
神湊港軍艦堤防。先端部分はかなり高いですが、7mのタモがあれば届きます。

ま、ここはキモチを入れ替え美味しいお魚でもある、ウスバハギを数匹ゲット。
ここでもチャリコは釣れてくる・・・

 

夕方、再び場所移動。強風で八重根港左先端が空いていたので、コマセ処理とばかりに
釣り座へ入る。状況的には昨日とそんなに変わらず、沖はダツがたくさーーん。
そして一時だけれど、ムロアジが釣れてきた。Guさんはさっそく泳がせ開始。

 

自分は先端で執拗にヘチ狙い。やっと来ましたバチバチで、
ババッチをゲット!!!!!!!!!!!!!トホホ・・・・はぁあ。


画像とは全く関係ナイデスガ、DAIWAのレインウェアはジョートーです・・

そして2日目も夕闇は迫りストップフィッシング。殆ど収穫も無いまま、
2日目終了。朕へのプレッシャーはハンパない状態となるのでした(笑)

●2012/5/29 6:00〜17:00 地磯クニノミチ
さぁさぁ泣いても笑っても、自分は最終日の八丈島釣行。今日は八丈島の
地磯の中では1級磯と呼ばれている北側に位置する「クニノミチ」へ入る事に・・。

クニノミチってなんだか叙情的なネーミングだなぁと思い、調べてみると、
ここの磯は、前のめりの坂の様に海の中に磯が消えていく様な構造なんだけれど、
その海の中に消えていく岩の様が「自分の国に続く道」とかつての流人が言った事が
この磯の名前になったらしい・・・。

そんなこんなで今日は何があっても、この磯で1日粘って見る事に。
磯の上から見るクニノミチの状況はサラシが渦巻き、先端部分は右から左へ潮が通す
本流が流れていて、雰囲気ムンムン!!!

 
 
向かって右側が地磯クニノミチ。ウネリが入ると一番右側は這い上がってくる潮が超危険!

今日はGuさんに先端に入って貰って、自分は手前側の釣り座の高い位置へ。
朝イチは、やはり他の地磯同様、潮は流れるが渋い状況・・・。
いつものチャリコとダツ程度しか釣れないガマンの釣りが待っている・・・

そんな中、Guさんに明らかにデカバンの当たり!!!一気にテンションMAX!
3分の格闘をムービーでお楽しみ下さい(笑)


正体は、八丈島名物カンムリベラ。仕掛けを沈めないと、魚信が無い事から、
コイツが喰ってきたのでしょうか??ま、なんにしても竿を絞ってくれる魚は有り難いです。

そして大した事件も無く、ちょうどお昼時。
今度はナガユー(ツムブリ)と、ムロアジの回遊がワンドに入ってきて、仕掛けを
沖向けに流すと喰ってくる。超楽しい瞬間!もうオナガとかこの時点で諦めました(笑)




魚がなんであっても、竿を絞り込んでくれるというのは、楽しい事です(笑)

その後、夕方一時ウネリと風が収まった時があって、Guさんの爆釣(?)タイムが
始まります。念願の八丈オナガ40アップもゲット!!そして、巨大イサキまでも!!


満面の笑顔!!

 

とまぁ、3日目の釣果としてはこんな感じ・・・八丈島の地磯は、時期にもよりますが、
今回は喰いが立つのは、夕方から・・という感じで、後は死の海。
せっかく沖縄から来てくれたGuさんにも良い思いをしてもらうハズだったのですが、
八丈小島に渡船できない状況を始め、色々と申し訳無い結果となってしまいました。

コレに懲りず、また関東で釣りをしましょうねぇ〜

総括と今後の検討。

 ●渡船状況はコマメにチェック。暫く行っていないのならなおさら。
 ●今回も法則発動。人を誘うと釣り場は答えてくれないのである(笑)


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