■「航空写真で見る沖縄の海と釣り」という本を買った



先週末沖縄に行ったのですが、何かネタでも無いかなーと、沖縄各地の釣具屋を廻りました。
そんな中で今回購入したのがつり琉球新報発行の「航空写真で見る沖縄の海と釣り」という本で、
定価4800円もします・・・が、もう何年も前の本って事で鮮度は落ちまくり、
マンモス小禄店で1000円で購入しました。いつの本かと言えば、初版は昭和61年、今より
約24年も前の本です。自分が沖縄に釣りで出掛ける様になったのは、今から16年前・・・もう、
鮮度が落ちるとかってレベルじゃネーぞ、泡盛なら完全にクースー状態な本であります。

今や、ネットでグーグルアースを使用すれば簡単に空撮写真を見る事のできる時代ですが、
この本のポイントは、磯場などを立体的に見る事(俯瞰している)ができる所だと思います。
また雲もかかっていないので、詳細まで見渡せます。

空撮系の本といえば、最近各地で発売されている、以下の様な本がありますが、
それらを出し抜いての、釣り場空撮系の本としてはかなりのパイオニアなのでは無いでしょうか・・?


で、中身を見ると、沖縄本島のみならず、周辺離島である慶良間や伊平屋、伊是名、久米島、
宮古、石垣、与那国、はては北大東島と南大東島も収録されています。
石垣島周辺の小浜島や黒島、竹富島などは全く収録されていない所をみると、
ショアからの釣りは、この時代、あまりやる人もいなかったか、もしくはポイントに
ならない様な所が多いから・・なのかもしれません。

■国頭村辺戸〜宜名真付近の磯
今や沖縄本島では超メジャー、回遊魚を狙うならココ!
的な宜名真の磯も載っています。
宜名真は駐車場下、トンネル下、灯台下という ポイントが中心です。辺戸岬周辺もかなり載っています。
■慶良間の沖磯
本島より「渡し」がある慶良間の沖磯もかなり
網羅されています。この辺は、何年経っても
状態はほぼ同じだと思いますので、
空撮写真は結構貴重です。
■宮古諸島下地島の地磯
去年年末に自分も行った伊良部・下地島の
第一、第二ポイントも載っていました。
下地島はさすがに大物釣りの聖地だけあり、
通り池周辺など、かなり子細に渡って
ポイント紹介があります。
■南大東島亀池港
自分も良く行く南大東島の亀池港周辺。
建物や道の構成が全く今と違う所が
面白いです。また、ここに掘り込み式の
漁港を建設中という解説がありますが、
掘り込み式の漁港(南大東漁港)は、
結局亀池にはできていません(笑)

本を見て面白かった事として、釣り場へのアクセスという欄が、
各ポイント毎にあるんですが、そこに、

●「近所の漁港で船を借りて行く」
 →船借りる・・・って、そんなに手軽にできねぇだろ(笑)

●「那覇より飛行機で大凡2時間で到着」
 →超アバウトだな(笑)

●「干潮の時は歩いて渡る。潮が満ちている時は泳ぐ」
 →バッカンと荷物10kg以上担いで泳がせるのかい!

などなど、ちょっと笑えました。
最後にこの手の本って釣り人にはかなり需要があると思うので、
沖縄の釣り場空撮系は、是非とも最新版を出して欲しい所です。
個人的には、釣り場までのアクセスで、徒歩の発生する様なポイントは
図解や目印などをもっと明確化して欲しいですね。

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