■沖縄 南大東島 ●概要 ●島へのアクセス ●宿泊施設(釣りをする上での施設など) ●レンタカー(レンタカーの有無) ●釣具屋事情(オキアミなどの話) ●宅急便事情(島に荷物を送る時の話) ●ポイント(島の釣り場) □概要: 沖縄本島の東側に位置する島ですが、その様相は沖縄の島というより 八丈島の様相に近い島で、グワン!と迫り上がった環礁で島の周囲を 取り囲まれた島は、島1周1級磯の雰囲気。ウキフカセ師のみならず、 釣り人にとっては正に楽園の様な島です。また離島にしては珍しく、 オキアミなどの調達も容易な島の1つで沖縄の島では一番好きな島です。 余談ですけど、台風の時に発生する打ち寄せる大波により、 島全体が微妙に揺れて南大東島気象台地震計が微妙に感知するという、 なんともオソロシイ島でもあります。 詳しくは以下「南大東島ホームページ」をご覧下さい。 http://www.vill.minamidaito.okinawa.jp/index.html □島へのアクセス 島へのアクセスは、沖縄那覇より空路及び海路となりますが、 島の人の話を総合するとやはり空路でしょうが、那覇−南大東の 飛行機運賃は途方も無く高く、沖縄本島在住の方でもよほど 余裕のある人でないと、滅多に釣りにはいかない様です。 ※東京羽田から行く場合: 東京の羽田から行く場合、始発の6:20発便に乗った場合でも 那覇より南大東に向かう9:50発の1便には乗る事が不可能です。 (少なくとも、僕は不可能でした・・・) 僕の場合は、前日最終便で那覇入りを果たし、沖縄本島には 山ほどあるドミトリーなどで1泊過ごしたのち、余裕を持って南大東に 入る方法を良くとります。 □宿泊施設: 島には僕の知る限り4件の宿がありますが、下記情報は、 僕が良くお世話になるホテル吉里さんの情報になります。 ここのホテルは、離島とは思えない程施設が充実していますし、 ホテルの方々も釣りのポイントに詳しい事から、釣りをするには 最適な宿泊施設だ!と、勝手に断言してしまいます! また、徒歩圏内に釣具屋もありますし、レンタカーもホテルのものを 調達可能ですし、釣った魚も捌いて貰えますし、ホテルには 洗濯機も乾燥機も完備していますから、最高を通り越して、 至高の宿だと、勝手に断言してしまいます! ●釣り道具は洗えるの? ・ホテルを出た所にある蛇口で洗わせて戴きました。 ●釣った魚は捌いてくれるの? ・クーラー毎持ち込んで捌いて戴き、最高の料理に 仕上げて戴きました。料理長曰く、トカジャー(ニザダイ系)は 臭いで厨房が駄目になるから勘弁(笑)だそうです。 ●その他 ・洗濯機、乾燥機は宿内完備されています。 ・ホテルから徒歩1分圏内にスーパーや釣具屋があり便利です。 ・携帯電話はドコモ、au共に通話可能です。 ・ネットはFOMA端末での通信(HISPEEDも対応)が可能でした。 ・島では沖縄ローカルの放送が入りませんので、新聞に頼るほかありません。 ※注意!! 釣り道具を洗ったり、釣った魚の捌いたりしてくれるのは、 ホテルの方から見れば明らかにオプションです。 全ては宿の方の御厚意で行われている事なので、 その点は踏まえた上で誰でも可能な事ではありません。 宿の方に御願いをする場合は、丁重に御願いします。 特に離島の場合、水は大切に使いましょう! □レンタカー ホテル吉里さんに宿泊できれば、ホテルで貸して戴けます。 また民間のレンタカー屋が1件あります。 □釣具屋事情 ★スカイボロジノ釣具店さん 前出ホテル吉里さんより、徒歩1分以内にある釣具屋さんで、 オキアミは1、3kgブロック共に置いてあります。 ただし、島でのオキアミ需要があまり無い事から、 在庫はそんなに多くないみたいです。 ※2008年お盆の時は2Lが2ブロック、Mが1ブロックのみの在庫でした。 アミコマセは3kgブロックは割と潤沢に在庫がありますので、 もしオキアミが無い場合は、そちらで代用しましょう。 氷も購入できます。 ●オキアミ関連: ツケエサ用1kg、3kgあり ●配合エサ関連: カーエー用(ゴマアイゴ)配合エサが少々売っていましたが、 積極的に仕入れていない様ですので、持参が無難です。 ★A・COOP南大東店 ホテル吉里さんより、徒歩5分の所にある島のスーパーですが、 少し前より、ツケエサの販売を開始しました。店そのものは、 19時まで営業もしているので、大変ありがたい存在です。 ★ケンちゃんストアー ホテル吉里さんより、玄関斜め前にある、タマゴで有名な商店です。 オキアミはツケエサしかありませんが、赤アミは潤沢に在庫があります。 あと、釣り具も少し販売されています。 □宅急便事情 南大東島は空路で向かう事を考えると、飛行機もあまり大きく無い事から 巨大な荷物を持ち込む事があまりできません。という訳で配合エサや バッカンなどのかさばるものは事前に宅急便で送る事をお勧めします。 ●クロネコヤマト 南大東島へはクロネコヤマトでの発送が可能です。 但し、輸送にある程度の時間が必要なので、2週間以上の余裕を見込みましょう。 ●ゆうパック なんでも、クロネコヤマトが海路で運搬するのに対し、 ゆうパックは空路で運搬をするのだそうです。もし急ぎであれば、 ゆうパックだと3日で着きます。値段も安いです。 但し、1つの荷物を30キロ以内、3片の長さ170センチ以内の 荷物でないと送れません。 ※ コンビニなどの代理店に南大東島行きへの荷物を持ち込むと、 正確な発送日付が出ない事が殆どです。荷物を発送する時は、 クロネコヤマトの集荷センターなどに直接荷物を持ち込む事を お勧めします。 □ポイント 島全体が1級磯・・・なんて書きましたけど、どこの磯も入釣方法が かなり限定的で更に竿を出すには、5メートル以上は自力にて 下りて行かなくてはならぬというコワイ島です。細かに説明するよりは、 ここは、ホテルの方などに聞かれた方が正直無難ですので 敢えて記述はしません(えー!)。 道具の多いウキフカセにはかなーり厳しい島なのです。磯渡しはありません。 しかし普通の足場の良い港でも良い釣りができるのも 南大東島の魅力でもあります。 ●磯: そんな訳で磯場自体はゴロゴロ存在しますが、入釣ルートに関しては、 島の方々に聞くのが一番でしょう。ここでは初心者でも解る 磯場だけの紹介とさせて戴きます。 南大東漁港の磯: 大東漁港の外側に張り出している磯で、足場もいい磯です。 車から降りて徒歩0分で着いてしまうお手軽な磯です。 塩谷(しおや)プール・海軍棒プール脇の磯: 両方共に、自然の岩をくり抜いた自然的プールなのですが、 そのプールの両脇の磯も、車から降りて0分圏内の お手軽磯となります。水面まで距離が無いのと、干潮時のみの入釣となります。 :塩谷プール脇の磯 :海軍棒プール脇の磯 塩谷プール脇を向かって左側に20分くらい磯歩きした所にある磯は 場荒れも無く、比較的入釣もしやすく思います。ただ、夏場の磯歩きは 20分でも地獄的ですが・・・ ここは大きなタイドプールがあるので、魚を生かしておく事もできます。 ●亀池港: 島の人で賑わっている港。海面までは相当高さがあるので、 ブリ上げ若しくは落としダモが無いと取り込みは不可能です。 島の人達は泳がせなどで、大物を狙っている様です。 春には、インドオキアジの爆釣風景を何回か見た事があります。 亀池港は、向かって右側にも堤防が延びていますが、 殆ど潮を被っています。堤防内側でも釣れない事は無いですが、 ベラ・ブダイ系が中心となる釣りになります。 :亀池港 :亀池港脇の堤防 ●西港: フェリーだいとうが着岸する港で、港湾作業中は勿論釣りになりません。 (週に1回程度ですけどね・・)。 雰囲気としては、亀池港に似ています。ここも海面までは 相当の高さがあり、落としダモによる取り込みになります。 西港は、向かって右と左が平坦な岩剥き出しの棚の様な所が ありますが、ここのヘチでいい釣りを何回がした事があります。 直ぐ近くにキャンプ場とトイレ・水道があります。 :西港 :西港向かって左の棚 ●北港: やはり亀池・西港に近い作りの港。 最近ようやく工事が終わったそうで、横にあった磯は 全部無くなってしまったそうだ(伝聞ですが)。 以前はここのお手軽磯でいい釣ができたので、非常に残念港なのである。 ※2010年5月現在、工事の為、釣りはできません。 :工事中の北港 :北港向かって左の磯 ●南大東漁港: 発破に次ぐ発破で漸くできた島民悲願の漁港。もうスケールがスゴイ。 ここの港は、漁港に下りる急坂を下りて直ぐの堤防と、グルーと 大きく北側に回り込んだ所の堤防2つから釣りが可能ですが、 お勧めは、急坂を下りて直ぐのポイント。しかし何故かサラシが ゴンゴン出ている時はいい釣りをした経験が無い・・・。 当然ポイントはヘチとなりますが、ヘチ狙いでもカスミアジや カッポレなどの回遊魚も沢山釣れます。 以前行った時は、ちょうど今ある船道の前に突き出る堤防の工事を 行っている最中でして、岩をガンガンくり抜いていました。 この時に出る白い汚水が沖に広がると、回遊魚系は全く見込めません。 :大東漁港1 :大東漁港2 |