■沖縄県 宮古諸島伊良部・下地島

●概要
●島へのアクセス
●宿泊施設(釣りをする上での施設など)
●レンタカー(レンタカーの有無)
●釣具屋事情(オキアミなどの話)
●宅急便事情(島に荷物を送る時の話)
●ポイント(島の釣り場)
●その他の情報

□概要:
 伊良部・下地島は宮古諸島に属する島嶼の1つで、
 両島は宮古島の平良港より出ている高速船で渡る事ができます。
 伊良部・下地島という表現をするのは、この2つの島は限りなく接近していて、
 2つの島は数本の短い橋で繋がっている関係上、あまり2つの島を往来している
 感じがしません。

 島自体は観光名所も沢山ある事から、それらの情報は沢山存在しますが、
 大物釣りの聖地とよばれている割に、釣り場などの情報はあまりありません。

 詳しくは以下「いらぶ島.COM」をご覧下さい。
 http://www.irabujima.com/

□島へのアクセス
 伊良部・下地島は宮古島の平良港より、高速船で大凡20分の行程で
 アクセスができます。高速船は30分に1本程度就航しており、
 レンタカーも乗せる事ができる事から、宮古島からの日帰り釣行なども
 可能となっています。

 宮古空港から直接伊良部島を目指す場合は、空港からタクシーで
 平良港に行く事ができます。料金は2000円以内に収まるでしょう。

□宿泊施設:
 伊良部・下地島は、観光化されている都合上、割安な民宿などが多数存在します。
 ただ下地島自体は、面積の殆どが空港になっている都合上、殆どの宿泊施設は
 伊良部島に集まっています。

 
 以下は、以前お世話になった「ペンション冨谷(とみたに)さん」の情報です。
 ここは大物釣り専門にやられているオーナーが経営をしている都合上、
 釣りをする方でしたら、間違いなく泊まって損は無いペンションです!!
 ポイントなどの情報は言うに及ばず、島の細かい情報などにも精通しています。
 元々JALに勤めていらっしゃった都合上、下地島の空港案内などもしてくれます。

 ●釣り道具は洗えるの?
  ・宿前にあるホースで洗わせて戴きました。

 ●釣った魚は捌いてくれるの?
  ・もちろん捌いて戴けます。

 ●その他
  ・FOMA64Kのネット接続可能です。
  ・ペンション冨谷さんでは、無線・有線LAN完備です。
  ・オーナーが車を使用されていない時でしたら車を貸してくれます。
  ・釣りの情報は間違いなくピカ一です。
  ・オリジナルでジグなどを製作されているので、そういった道具を見せて貰えます。
  ・沖縄の民宿には珍しく、浴槽があるのでゆったりできます。

 ※注意!!
 釣り道具を洗ったり、釣った魚の捌いたりしてくれるのは、
 ホテルの方から見れば明らかにオプションです。
 全ては宿の方の御厚意で行われている事なので、
 その点は踏まえた上で誰でも可能な事ではありません。
 宿の方に御願いをする場合は、丁重に御願いします。
 特に離島の場合、水は大切に使いましょう!
□レンタカー
 離島とは言え、伊良部・下地島はかなり広いので、広範囲で釣りをするのであれば、
 レンタカーは必要不可欠です。
 レンタカーは伊良部島の玄関、佐良浜港前にある、サンレンタカーさんが便利です。
 釣りをする客には、シートまで貸してくれます。

 
 また、宮古島からカーフェリーに車を載せる事ができますので、
 宮古島で連泊されてから伊良部島に渡る方は、
 カーフェリーで車を持ってくる手もあります。

□釣具屋事情

 ◆西原釣具店さん:
 
 島の中心地より若干離れた所にある釣具屋ですが、
 エサや仕掛けの品揃えは島随一です。また店長がいれば、
 島の釣り状況なども聞く事ができるでしょう。

 ●オキアミ関連:
  オキアミ2kgブロック、ツケエサ用ブロックが
  購入可能です。赤アミブロックは3kgのものがあります。
  オキアミ自体は、在庫はあまりありません。

 ●配合エサ関連:
  カーエー用のもののみ在庫がありました。

 ●その他
  スルルー釣りに使うようなキロ単位でのスルルー販売はありませんが
  ツケエサ用は販売しています。その他、冷凍イワシ・イカ、
  カツオのハラモなどが売っています。

 ◆長浜釣具店さん:
 
 島の繁華街(?)となる交差点にある釣具屋で、
 この付近にある民宿を利用する方は便利でしょう。
 オキアミ・配合エサ・スルルーなどは売っていませんでした。

 ◆ゆうむつさん:
 
 島の玄関口である佐良浜港の目の前にある釣具屋です。
 品揃えは長浜釣具店さんと同等です。
 その他、食料品・雑貨なども売っています。

 ◆渡久山釣具店さん:
 
 どちからといえば、長山港に近い位置にある釣具屋です。
 品揃えは長浜釣具店さんと同等です。

□宅急便事情

 伊良部島へはクロネコヤマトでの発送が可能です。
 輸送に関しては、航空便を使う為、速達だと1泊2日で荷物が届きます。
 余裕を持って3泊くらいは見ておくと良いでしょう。

 ※キャリーカートなどで荷物を航空便で届ける場合の注意点
 キャリカート等にクーラー・バッカンをくくりつけ、
 一個口で荷物を送る場合、飛行機に乗せる段階で、
 荷物を一旦バラして乗せる事があり、この時に荷物が紛失する事が
 多々発生します。この様な自体を防ぐ為、宅急便に荷物を預ける際、
 全ての荷物にタグ付ける様、指示をすると良いでしょう。

 ※
 コンビニなどの代理店に離島行きの荷物を持ち込むと、
 正確な発送日付が出ない事が殆どです。荷物を発送する時は、
 クロネコヤマトの集荷センターなどに直接荷物を持ち込む事を
 お勧めします。

□ポイント

 伊良部島・下地島は、他の沖縄の離島と同様、リーフが周囲を囲む様な
 形状をしています。磯での釣りの場合、島の西側と北側のリーフが切れて、
 ドン深となっている所が主なポイントとなります。故にここが、
 大物釣りの聖地と呼ばれる場所になっています。

 その他大きな漁港も2つあり、漁港の周囲は基本テトラで覆われています。
 また漁港の周囲は砂地である所が殆どであり、青物以外の磯の魚などはあまり
 釣れない様です。

 ◆第一ポイント:
 
 島を代表する、大物釣りポイントです。毎日誰か入っています。
 磯先端までは、車の止められる路肩から200メートル程度です。
 入釣ルートは、路肩より見える為、比較的アプローチは容易ですが、
 内地の磯とは違い、刃物の様な岩で構成されている為、慣れないと危険です。

 島の西側に位置しているので、西風が強いと入釣不可です。
 釣り座は海面まで大凡3メートルと、とても釣りやすく、磯際の水深は、
 大凡20メートルとなります。

 場所:
 
 場所は、上記画像の1番が第一ポイントです。
 入釣ポイント1より徒歩で磯に入ってください。

 ◆第二ポイント:
 
 第一ポイントと同様、島を代表する磯です。
 条件などは、第一とほぼ同じなのですが、入釣が若干解りづらくなっています。

 場所:
 
 場所は、上記画像の2番が第二ポイントです。
 入釣ポイント2より徒歩で磯に入ってください。
 ただし、このポイント2の部分は、藪に覆われている為非常に解りにくいです。
 この草木を抜けた先から磯歩きとなります。
 また帰りですが、どこの藪から抜けてきたのかまた解りにくいです。
 目印を置くと良いでしょう。

 下の画像は、第二への入口となる所から、南側を見ている所です。
 画像の道路標識を目指してください。
 

 この画像が第二入り口となる所ですが、ご覧の通り、
 藪に覆われています。ここを100メートル程度進みます。
 

 第二入り口の前の画像です。以下の画像の様な
 ちょっとした空き地がありますので、これも目印になります。
 

 ◆佐良浜港:
 
 島の玄関口となる港で漁港も兼ねていて、
 港自体は主に2本の堤防で沖堤で構成されています。
 港は東側に位置していますので、東風が強いと釣りづらくなります。

 場所:
 

 
 画像の1と2が主な堤防ポイントとなります。3は沖堤となります。
 基本水深は10メートル程度と深く、底は砂です。

 1番の堤防を根元から見た所です。
 外側は、乗りにくいテトラが山積みになっています。
 外側の壁は、勢いをつければなんとか登れるレベルです。
 

 1番の堤防先端部分です。先端部分の内側は、テトラが入っていません。
 

 2番の堤防を根本から見た所です。
 

 2番の堤防の外側です。先端に向かうとテトラが無くなります。
 

 3番の沖堤を港内から見た画像です。
 外側は大きいテトラが山積みになっています。
 

 ◆渡口の浜:
 
 島の南側にある浜から飛び出ている小さな堤防です。
 右側はちょっとした磯になっていますが、基本砂地に岩が
 点在しているとっいった感じです。水深は、2メートル程度と浅いですが、
 夕まずめから夜にかけては、大型が入ってくるそうです。

 場所:
 
 堤防中心辺りの磯は、足場も良く大型が狙えるそうです。
 アンカーがたくさん打ってありますので、足場に気をつけてください。

 ◆入り江:
 
 とても魚がいない様な感じですが、ここはもともとチン(ミナミクロダイ)の
 養殖場があった場所で、あるとき養殖場の網が破れて魚が逃げ出し、
 結構な大型がいついているそうです。橋の上からも釣りが可能です。

 場所:
 
 大雨の中でも常に釣り人がいました。

 ◆長山港:
 
 島の南側にある堤防です。長い堤防が突き出していて、先端までおおよそ
 350メートルくらいはあり、先端部分はかなり潮が通します。
 南側にあるので、北風の風裏になりそうですが、堤防北にある丘から
 吹き出して来る風がマトモにあたるので、北風が強い時はとても
 釣りになりません。堤防周囲は砂地で、水深は10メートル程度あります。

 場所:
 
 画像の通り、長山港は3つの堤防があります。2番は沖堤です。

 1番の堤防先端部分です。
 テトラは外側全てに入っています。内側は、先端部分のみ入っています。
 全てのテトラは結構乱暴に積まれているため、乗りにくいです。
 

 3番の堤防です。
 釣りをするなら、1番が無難でしょう。
 地元の方が、小さいアーガイやガーラを釣っていました。
 

 ◆下地島空港北:
 
 下地空港の北を取り囲むテトラ帯一体のポイントです。
 空港の東側と西側は、画像の様な丸い斜めになったテトラで
 埋め尽くされ、水汲みなどは非常に不便です。
 北側のみ、通常のテトラが入っています。
 水深は共に満潮時で2メートル程度と浅く、基本砂地です。
 主に夜釣りのポイントとなります。

 場所:
 
 主なポイントは1・2・3が比較的水深も深い所から、
 夜釣りのポイントとなります。

 1番付近。ご覧の通り。丸いテトラが海面に対し、斜めに入り込んでいるので、
 水汲みなどが大変です。丸テトラは1つ直径1メートル弱です。
 

 2番付近。北側のみ、通常の大きいテトラが入っています。
 尚、この付近の路面が黄色のゼブラゾーンになっている辺りは、駐車禁止です。
 また、画像に写っている桟橋は入る事ができません。
 

 3番付近。1番と同様の作りです。
 

 ◆その他:
 ・島の北側にある白鳥崎:海面まで20メートル近くある大物釣りのポイント。
 ・通り池:観光地通り池付近の磯。海面まで20メートル近くある大物釣りのポイント。

□伊良部島・下地島その他の情報
 この島の周囲は基本、砂地である所が殆どで、テトラの入っている堤防付近も
 例外なく砂地だそうです。故に、漁港などでは磯の魚というより、
 チン(ミナクロダイ)や、カーエー(ゴマアイゴ)のポイントとなります。

 尚、青物を狙う時も、昼時より夕まずめから夜釣りがいいらしいです。
 電気ウキの使用時は、磯などのドン深の所で狙う場合は、圧壊の恐れが無い、
 強度のあるウキで狙うと良いらしいです。

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