■沖縄 北大東島


●概要
●島へのアクセス
●宿泊施設(釣りをする上での施設など)
●レンタカー(レンタカーの有無)
●釣具屋事情(オキアミなどの話)
●宅急便事情(島に荷物を送る時の話)
●ポイント(島の釣り場)

□概要:
沖縄本島の東側、沖縄最東端にある島で、南大東島の北に位置しています。
南大東島同様に、海の感じは沖縄というよりは、小笠原や八丈島に近い島で、
島の周囲全てが磯に囲まれています。
特徴としては、南大東島より海に近い位置に道路が敷かれている都合上、
磯への入釣がしやすい場所がありました。磯の高さは、東側・北側が高く、
西から南にかけてが低くなっています。

詳しくは以下「うふあがり島 北大東ホームページ」をご覧下さい。
http://www.vill.kitadaito.okinawa.jp/

□島へのアクセス
 
島へのアクセスは、沖縄那覇より空路及び海路となりますが、
島の人の話を総合するとやはり空路でしょう。
空路の場合、日によって以下の様なルートが設定されています。

 A:那覇→北大東→南大東
 B:那覇→南大東→北大東

料金はいずれのルートで北大東にアクセスしても料金は同じですが、
Bルートでチケットレス予約を行うと、南大東−北大東の運賃を
二重に取られてしまいますが、これは後で返金してもらえます。

※ 返金されるのは、同日にBルートで北大東にアクセスする予約のみです。

□宿泊施設:
 
島には僕の知る限り2件の宿がありますが、下記情報は、
2009年のGWにお世話になりました、「はまゆう荘」さんの情報になります。
ここのホテルは、離島とは思えない程施設が充実していますし、
何しろ清潔感があります。不便な事は殆どありません。

 ●釣り道具は洗えるの?
  ・ホテルを出た所にある蛇口で洗わせて戴きました。

 ●釣った魚は捌いてくれるの?
  ・クーラー毎持ち込んで捌いて戴き、最高の料理に仕上げて戴きました。

 ●その他
  ・洗濯機は宿内完備されています。
  ・ホテルから徒歩5分圏内にJA(スーパー・ATM)があり便利です。
  ・携帯電話はドコモ、au共に通話可能です。
  ・ネットはFOMA端末での通信(HISPEEDには未対応)が可能でした。
  ・宅急便も受け付けてもらえます。
  ・離島の宿には珍しく、キレイな大浴場があります。
  ・島では沖縄ローカルの放送が入りませんので、天気は新聞に頼るほかありません。

 ※注意!!
 釣り道具を洗ったり、釣った魚の捌いたりしてくれるのは、
 ホテルの方から見れば明らかにオプションです。
 全ては宿の方の御厚意で行われている事なので、
 その点は踏まえた上で誰でも可能な事ではありません。
 宿の方に御願いをする場合は、丁重に御願いします。
 特に離島の場合、水は大切に使いましょう! 

□レンタカー
はまゆう荘さんに宿泊できれば、実費にて貸して戴けます。
便利な軽のワゴンがあります。

□釣具屋事情
北大東島は、他の離島より、釣り具・釣り餌に恵まれている島で、
島内には3件の釣り具を置いている店があります。基本的には、オキアミより
赤アミの方が在庫的には多く、配合エサはどこの店にも置いていませんでした。
また、船が入った日にはスルルーなどの在庫が増えます。

●浅沼商店さん:
 

民宿二六荘さんの隣にある雑貨屋さんで、釣具屋さんでもあります。
西港に近い位置にありますので、西港付近で釣りをする場合は便利です。
やはり、他の離島同様、オキアミをマキエとして使う文化が無い事から、
オキアミは300g程度のブロックしかありません。それ以外は、
ツケエサで使う小分けになっているものがあります。
赤アミブロックは豊富で、4kg・2kg・500gのものがあります。

また、船が入った後であれば、スルルーや冷凍のサンマ、イカの切り身なども
店に並びます。ただしスルルーはあくまで、ツケエサ用の小分けになったものです。
釣り具に関しては、離島の釣具屋にしてはかなり豊富に取り揃えています。
配合エサはありませんでした。

 ・オキアミ関連:
  ツケエサ用500g、小分けパックがあり(赤アミブロックは豊富)

 ・配合エサ関連:
  無し

●名嘉商店さん:
 
島のちょうど中心部辺りにある釣り具屋兼、雑貨屋さんです。
場所的には、北港にやや近い位置にあります。看板などが出ていないので
解りづらいですが、前を通れば、釣り具屋だと解る感じです。
品揃えは、浅沼商店さんと同じく、釣り具が充実しています。

 ・オキアミ関連:
  ツケエサ用500g、小分けパックがあり(赤アミブロックは豊富)

 ・配合エサ関連:
  無し

●宮城行枝商店さん:
 
島の東側にある雑貨屋さんで、釣りのエサも販売しています。
場所はちょうど道の角にあり、解りやすいです。釣り餌の品揃えは
他の店と同じく、充実しています。

 ・オキアミ関連:
  ツケエサ用500g、小分けパックがあり(赤アミブロックは豊富)

 ・配合エサ関連:
  無し

□宅急便事情
 北大東島は空路で向かう事を考えると、飛行機もあまり大きく無い事から
 巨大な荷物を持ち込む事があまりできません。という訳で配合エサや
 バッカンなどのかさばるものは事前に宅急便で送る事をお勧めします。

 ●クロネコヤマト
 北大東島へはクロネコヤマトでの発送が可能です。
 但し、輸送にある程度の時間が必要なので、2週間以上の余裕を見込みましょう。

 ●ゆうパック
 なんでも、クロネコヤマトが海路で運搬するのに対し、
 ゆうパックは空路で運搬をするのだそうです。もし急ぎであれば、
 ゆうパックだと3日で着くらしいです。

 ※
 コンビニなどの代理店に北大東島行きへの荷物を持ち込むと、
 正確な発送日付が出ない事が殆どです。荷物を発送する時は、
 クロネコヤマトの集荷センターなどに直接荷物を持ち込む事を
 お勧めします。

□ポイント
島全体が磯に囲まれているのは、南大東島と同様、岩質も同じです。
磯そのものは、西から南にかけてが、比較的低くなっている所が多い様です。
いきなりグワッと岩が海からせり出している形状をしているので、イノーは存在しません。
ただ磯際は、干潮時に露出するちょっとした棚が存在し、棚の向こうが
ドン深の海となってまいす。
基本、港は南大東島のソレと同じ作りになっていて、海面までは6メートル程度、
水深は約8メートルくらいあります。南大東の大東漁港の様な掘り込み式の漁港は、
計画はあるみたいですが、まだ出来上がっていません。

●磯:
 そんな訳で磯場自体はゴロゴロ存在しますが、入釣ルートに関しては、
 島の方々に聞くのが一番でしょう。ここでは初心者でも解る
 磯場だけの紹介とさせて戴きます。

 上陸公園と江崎港の間にある磯:
 
 上陸公園を過ぎて、3つ目の柵を越えた辺りから入釣できる磯です。
 先端までは、釣り具持参でおおよそ5分程度。先端部分はかなり
 高低差がありキツい所もありますが、比較的入釣は容易です。
 見た所、同時に4人くらいまでなら竿が出せる感じです。

    
 磯右側と左側

    
 磯正面と、@の磯への入り口付近。写真にある通り、
 コンクリートのブロックが目印で、上陸公園より、
 南に向かって1分程度の所です。

●西港:
 
 島の人でいつも賑わっている港です。
 「フェリーだいとう」の港湾作業中は、釣りができません。
 港を正面に見て、右と左は磯の雰囲気です。
 ここの港は、いつもコマセが利いているからか、
 常に居着きのトカジャー・ヒレーカー・バショーカーの60クラスが
 ウヨウヨいますが、当然スレまくっています(嫌な話だ・・)。
 港の上に公園があり、綺麗な水道とトイレがあります。

    
 @の高い方の釣り座と、漁港左右の磯の雰囲気。
 高い方の釣り座は、海面まで約20メートルはあると思います。

    
 Aの低い方の釣り座。週末は離島なのに釣り客で大混雑(笑)
 そして常にコマセが利いているのでスレスレ(笑)
 海面までは約7メートル程度あります。

●上陸:
 
 昔、北大東島に初めて人が上陸した地点なので「上陸」と名付けたれた所。
 上陸公園の脇にスロープがあり、下まで下りていく事ができます。
 竿が出せる所までは、歩いて30秒ほどで下りていく事ができます。
 ここも休日は常に釣り人が入っています。

       
 上陸へは、上陸公園の左の柵が切れている所より、下りていけます。
 下はしっかりとコンクリで固められているので足場はいいです。

 
 そんな感じで徒歩30秒くらいで釣り座にアプローチ。
 手前は水深も浅いです。正面向かって左側は、大きく根が張りだしていて
 水深もありませんので、狙いは右方向となってきます。
 フカセの場合は、2人入るのが限界でしょう。

●江崎港:
 
 島の南側に位置している港です。港自体は島で一番大きいような感じがしますが、
 画像向かって右のスロープ一帯は、足下から根がキツく、フカセをやるのであれば、
 左の方になると思います。西港同様、スレにスレまくった魚が沢山います。

    
 Aのスロープ側画像と、A方向から見た@付近。作りは西港・北港同様です。
 ただ、堤防の下がえぐれている都合上、堤防横からの波が来ると、
 堤防上まで這い上がってきます。堤防の左右は、他の港同様、磯の雰囲気です。

●北港:
 
 作りは、南大東島の北港と殆ど一緒。現在建設中の西側は立ち入りできません。
 島の人の話によれば、魚影が一番濃いのは北港との事でした。
 今回は、強風の為、近づく事もできませんでした・・・

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