■するするスルルー釣りとは シマノ/NFTインストラクターである江頭弘則氏が考案した スルスル釣りを沖縄流にアレンジした釣り方で、磯からスルルー(キビナゴ)を撒き、 撒き餌に同調させる形で環付ウキの仕掛け・エサにもスルルーを付けて流す釣法の事です。 仕掛けの考案者は、沖縄県のフィシングサンノリー北谷店の与那嶺功さんだという。 スルルー釣りで検索して戴くと、色々情報が出るのですが、 管理人が情報を得るに至ったHPは、既にTOPとのリンクが切れている等、 今にも消えてしまいそうな気配がどーーんと漂っていたので(勝手な憶測です)、 ここではそのHPなどから得た情報をベースに、ざっくりと 概要のみまとめていきたいと思います。 参考URL: http://www.turiokoku.com/magazine/special_suru1.html ↑ついに消えてしまいましたね・・現在は魚拓で見るしかないです。 ※ スルルーはキビナゴの事ですが、色々調べると小イワシ(ミジュン)の事を 指し示す様な記述も様々なサイトではあり、細かい所までは 追い切れていません・・・沖縄在住の方!情報求む! ■対象魚(というか、釣れる魚) スルルー釣りは、前記の様に全誘導で仕掛けを流す都合上、 比較的海面上層を回遊する青物から、大型の底物までが対象魚となります。
■タックル スルルー釣りでのアベレージサイズは2〜3kg、 時には5〜15kgくらいまでをを目標としたい所です。ウキフカセの仕掛けで 5kgオーバーを必ず釣り上げる事を目標とするので、パワーのあるタックルで 望みたい所です。 管理人のスルルータックルは、以下の様なものを使います。 基本、沖縄や小笠原の離島で釣る場合と同じタックルを使用するのですが、 内地で言うと、70センチのオナガメジナを狙いに行く、三宅仕様と考えて戴ければ、 ほぼ同じ様な形になると思います。 通常のオキアミを使ったウキフカセから、エサを変えるだけで すぐに変更可能な所がポイントです。離島仕様と内地堤防仕様の2つを サンプルとして載せてみました。
ミチイトとハリスは直結、ウキは環付ウキを使う時に使用する スナップ付きスイベルを使います。 ■仕掛け 仕掛けは基本フカセの環付きウキを利用した完全フカセと同じ形でOKです。 流れに合わせ、ウキの大きさなどをチョイスして戴ければと思います。 流れの強い時は、トルクのあるウキ・適宜ハリスにガンダマを打ち、 スルルー(キビナゴ)を沈めていきます。 ハリスは、だいたい1ヒロから2ヒロを取ります。 広く探りたい時は、ハリスを長くしています。 ■エサの付け方 スルルーのハリ付ですが、色々やり方はありますが、管理人の場合は、 以下の方法を取っています。この方法は割とハリ持ちも良いし、遠投にも耐えます。 1:目の部分にハリを通す。 2:目の部分にハリを通したら、1回ハリ先を返す 3:胸鰭の辺りに再度ハリを通し、逆側に針先を出す。 ■コマセワーク コマセは、スルルー5匹程度を仕掛けに同調する形で撒きます。 (手前にまいて、仕掛けは遠投、最終的には当て潮で同調させる・・ってな記事も見かける) コマセヒシャクなどにはとても入らないので、自分は鷲掴みで放り投げています。 だいたい1日スルルー釣りをすると仮定すると、4kgほどのスルルーが 必要となってきます。 また、配合エサなどとスルルーを混ぜて、コマセクラッシャーで 細かくして混ぜるやり方も存在します。この場合ですと、通常のウキフカセ釣りと 違和感なくやる事ができますが、若干細かい青物がうっとおしくなる場合があります。 ■具体的な釣り方 フカセと殆ど同様。仕掛けは張り気味、オープンベールで待ちます。 仕掛けは根掛かりを恐れず、どんどん沈めましょう。 ■内地に住まう自分が感じた事 スルルー釣りは、仕掛けを流す過程は、通常のウキフカセ同様ながらも、 釣りとしてはそんなに繊細さは要求されない様な気がしています。 狙っている魚がデカいだけに、アタリの出方もダイナミックで、 ベールから指が弾かれるような明確なアタリが出ます。 ただ、ハタ系などの底物の場合は、スーッとウキが入る様なアタリが出ます。 やり取りは、ともかく力押しで!余計なラインを出さない事を心がけ、 ともかくゴッツイ仕掛けで勝負。 これは僕の経験でしか無いのですが、まず「待つ」事が 絶対に求められます。更に言うならば、青物などは回遊していなければ 全く釣れないので、沖縄の様なフィールドならともかく、 内地の磯や堤防でやる場合は、それなりの覚悟でやる必要があります。 (内地でやるには、時期的に7月から11月がいいかも) 問題は内地でのスルルー釣りは、ツケエサ・マキエとして使うキビナゴが、 沖縄の様にキロ単位で購入する事がなかなか難しい所です。 管理人が色々な釣具屋を見てきた中で、伊豆半島周りの釣具屋や、 伊豆諸島などの釣具屋では、ツケエサとしては購入可能でした。 こうゆう場合、マキエは魚のミンチで代用する事にしています。 (スーパーなどで、唐揚げ用にときたま大量に売られている事もアリ) 内地の磯でフカセをやる場合、オプションでエギやルアーを持って行く方が 最近は良く見かけますが、あんな感じでスルルー釣りを意識すると、 とんでもないデカイお土産が釣れたりします。 ■スルスルスルルー釣りまとめ ●スルルーとは広義では、キビナゴの事である ●基本は完全誘導フカセ仕掛けの、エサ・コマセの変化バージョン ●狙いは中型青物・底物である ●季節的な狙いは7〜11月の内地フカセオフシーズン ●仕掛けは、メートルクラスのヒラマサ・カンパチを狙うつもりでいく位のゴツイものを用意 ●コマセにもスルルーを使う(1投に5匹程度)1日やるのに4kg程度必要 ●内地ではスルルーの大量確保は難しいので、コマセは代用のものを準備 ●沖縄と違って、内地でのスルルー釣りはかなりリスクを伴うが当たればでかい ★内地の堤防でも、こんなお土産を釣る事ができますよ。 ヒレナガカンパチ 45cm ヒラマサ 46cm マルソウダ 40cm |