■沖縄県 渡名喜島 ●概要 ●島へのアクセス ●宿泊施設(釣りをする上での施設など) ●レンタカー(レンタカーの有無) ●釣具屋事情(オキアミなどの話) ●宅急便事情(島に荷物を送る時の話) ●ポイント(島の釣り場) ●その他の情報 □概要: 渡名喜島は、沖縄本島−久米島を結ぶラインの、ちょうど中間付近にある島で、 殆ど観光化もされておらず、集落内はコーラルウェイのきれいな道と、 琉球赤瓦の古民家がたくさん建ち並ぶ、ある意味、竹富島よりも古い沖縄の 風景を見る事ができる島です。島では、あまり釣りをする人もいなく、 また沖縄本島からの船の欠航率も高い事から、割と釣りに関しては 秘境感がある島だと思います。 詳しくは以下「となき島HP」をご覧下さい。 http://www.tonakijima.jp/top.jsp □島へのアクセス 島へのアクセスは、沖縄本島泊港から出ている久米商船のカーフェリーのみです。 このフェリーは、那覇−久米島を結ぶフェリーですが、1便のみ、渡名喜島に 寄港します。冬場は欠航が多い船なので、冬場のアクセスは余裕を見た方が 良いと思います。 船自体は、座敷・座席共にあまりスペースがありません。 夏場の暑い時や、冬場などは、できるだけ早めに船券を購入、乗船をした方が無難です。 □宿泊施設: 渡名喜島には現在、4件の民宿がありますが、どこもキャパシティ的には 大きくありません。繁忙期には早めの予約をお勧めします。 以下は、私がお世話になった「民宿ふくぎ屋」の情報です。 ふくぎ屋は、昔島に住んでいた方が、本島などに移住をされた等の都合で、 居抜きになってしまった赤瓦の古民家をリノベーションした宿です。 島内にはこういった古民家が数件あり、1棟まる毎の貸し出しとなります。 古民家なので、情緒などは抜群なのですが、家によっては、 風呂・トイレ・キッチンなどの水回りが全て母屋とは別になっていて、 1回外に出ないとアクセスできない様な作りになっています。 ただ施設そのものは、全て綺麗にリノベーションされていますので、 全く不便はありません。 ●釣り道具は洗えるの? ・風呂場で洗わせて戴きました。 ●釣った魚は捌いてくれるの? ・貸別荘の様な作りなので、無理だと思います。 ●その他 ・FOMA64Kのネット接続可能です。 ・宿泊者のみ、電動エコカーを1日1500円で貸し出してもらえます。 ・朝食や夕食は近所にある「ふくぎ食堂」に食べに行くというスタイルです。 ・洗濯機があるので(乾燥機は無し)自由に使えます。 ・小さな島なので、桟橋などには、エコカーで2分程度、徒歩で5〜6分程度です。 ※注意!! 釣り道具を洗ったり、釣った魚の捌いたりしてくれるのは、 ホテルの方から見れば明らかにオプションです。 全ては宿の方の御厚意で行われている事なので、 その点は踏まえた上で誰でも可能な事ではありません。 宿の方に御願いをする場合は、丁重に御願いします。 特に離島の場合、水は大切に使いましょう! □レンタカー 渡名喜島は、そんなに大きな島ではありませんが、 足があれば、便利な事は間違いアリマセン。ただ、島にはいわゆる、 軽自動車や普通自動車のレンタカーは無く、電気で動くカートの様な、 エコカーと呼ばれる乗り物のレンタルは可能です。 エコカーは、島のフェリーターミナルのとなりにある、 「ふくぎレンタカー」さんで、レンタル可能です。 渡名喜島の集落は、軽自動車でもすれ違いがほとんど出来ない程に 狭いので、エコカーのコンパクトさはありがたいです。 ただ、フカセ釣りの道具など、大量の道具を、車に乗せる事が残念ながらできません。 トランクの大きさは、40センチのバッカンを横に並べて2つくらいが収納できます。 その状態で、上部に多少荷物を入れる事ができので、工夫をすれば、 なんとか収まるはずです。竿袋は、運転席で抱えながら乗るしかありません(笑) また、本島よりカーフェリーで車を載せてくる・・という方法もあります。 □釣具屋事情 ◆桃原(とうばる)商店さん: 島で唯一、釣り具を売っている商店で、村道1号線沿いにあります。 フェリーターミナルより、徒歩で5分程度で、飲み物やお菓子なども売っています。 当然オキアミや配合エサなど、ある筈も無く、基本的には 小物釣りの道具と、餌木やルアーなどが売っていました。 □宅急便事情 渡名喜島へは、クロネコヤマトやゆうパックなどでの発送が可能です。 最短、1泊2日で荷物が届きます。 島から沖縄県内または、内地へ荷物を送り返す場合は、ゆうパックのみの 選択肢となります。ゆうパックは3辺の長さが170センチ以内、 もしくは、30kg以内と決められていますので、ロッドケースなどは、 送れないケースがありかもしれません。 また、土日は郵便局がやっていません。 その場合は、専門の宅配業者に集荷依頼をして、荷物を引き取りに 来て貰う必要があります。詳しくは郵便局に相談してみましょう。 ※キャリーカートなどで荷物を航空便で届ける場合の注意点 キャリカート等にクーラー・バッカンをくくりつけ、 一個口で荷物を送る場合、飛行機に乗せる段階で、 荷物を一旦バラして乗せる事があり、この時に荷物が紛失する事が 多々発生します。この様な自体を防ぐ為、宅急便に荷物を預ける際、 全ての荷物にタグ付ける様、指示をすると良いでしょう。 ※ コンビニなどの代理店に離島行きの荷物を持ち込むと、 正確な発送日付が出ない事が殆どです。荷物を発送する時は、 クロネコヤマトの集荷センターなどに直接荷物を持ち込む事を お勧めします。 □ポイント 島全体は、リーフに囲まれている為、ある程度水深が保てる満潮狙いの 釣り場が殆どです。また、沖縄本島の「丸沖釣り具」が島の地磯への 渡船もやっている様です。 ひょっとすると、地元の漁師に頼めば、地磯への渡船も可能かもしれませんが、 高度な「うちなーぐち」の理解力が求められます(笑) 渡名喜島の南には、グルク崎や、東側には沖磯があるのですが、島内からの 入釣が不可能の為、ここでは、島のフェリーが到着する港を中心に ピックアップしたいと思います。 ◆@渡名喜港北側の堤防: 北側の堤防は、左右共にテトラが積まれており、水深も殆どありません。 先端部分が若干水深はありますが、ここも満潮時の釣り場でしょう。 本島から来ている大物釣師に聞いたところ、外側のリーフ内では、 結構大物がかかる様です。 堤防先端部分までは、フェリーターミナルより徒歩20分程度です。 堤防先端部分: 堤防湾側: 堤防外側: ◆A渡名喜港南側港内の堤防: 堤防全体は、リーフとケーソンに囲まれており、3メートル沖くらいから、 掘られていて深くなります。フカセ釣りをやるなら、竿を出しやすい 堤防と言えます。 堤防先端部分までは、フェリーターミナルより徒歩20分程度です。 目の前に見えているので、結構近い様に見えますが、遠回りをしないと、 堤防には入れません。シャクチがたくさんいました。 堤防先端部分: 港内堤防より、南側堤防に続くテトラ帯: ◆B渡名喜港南側の堤防: 堤防全体が、北側堤防と同じくテトラに囲われています。 ただ、北側堤防より高さが少しある為、水汲みなどはかなり大変です。 ここは、大型の実績が一番高い堤防の様です。 堤防先端部分までは、フェリーターミナルより徒歩17分程度です。 堤防先端部分: 堤防外側: ◆その他沖堤の様子など: 沖堤は、2本走っており、西側にある沖堤が若干短く、 東側の堤防は少し長く先端にテトラが入っています。 管理人も、ここで釣りをしたかったのですが、崩れかけている為、 渡船は無理だと断られてしまいました。 沖堤自体には、階段もついていて、上陸はしやすい様な感じです。 西側の沖堤: 東側の沖堤: 東側の沖堤テトラ部分: |