■2008/4/26〜5/1 東京都小笠原父島釣行

やっと行って参りました!小笠原諸島!思い返せば、去年はタイフー直撃で、
帰りの船が着いた途端直ぐ帰る!とか言い出して、島滞在時間はたったの4時間!
それも24時間かけてやってきたのに!!!なんて感嘆符ばっかり多くなる出来事が、
その前のおととしもあったのでフラストレーションたまりまくっていた・・・
(※小笠原へ唯一行く事のできる船便の運行スケジュールなどは、離島情報で!)

そんな事から、今回の小笠原滞在時間は、GWも絡めて18日の滞在と、
これはしかしゴージャスな旅になりました。まぁ全てが釣りでは無く、
妻と一緒の旅であった為、釣りだけでは無く海遊び全般だった訳ですが・・
(ついでに書いておくと、妻と一緒なので磯などのハードな所にも行けません・・)

★父島ウェザーステーションから見た二見港と磯の感じ。
 

★父島の南に位置する無人島・南島の風景と兄島でのシュノーケリング風景
 

●4/28 5:00〜1:00 父島赤灯堤防釣行
まぁ前記の様な、なんともアホな理由がありまして、妻も釣りをする事から、
足場・トイレなどがある程度確保されている所という理由で場所の選定です。
当日は曇りで、午後から少し晴れ間が覗いたくらいの天候。
潮は長潮で殆ど変化なし。漁港内から沖合にゆーーーっくりと払い出す流れがある程度。
山ではトラツグミが絶叫していて、これがスゴイ鳴き声なんだけど、そんな声を聞きながらの釣り。

◆赤灯堤防の画像と、コマセにたかるエサ取り共
 

 ◆本日の仕掛け
 スタイルウキフカセ
 竿ダイワメガドライパワートルク 3号
 リールダイワインパルト 3000LB
 ミチイト6号
 ハリス5号
 ハリヒラマサバリ12号
 ウキ丹羽ウキ 0号
 トピック流れが全くといっていいほど無いので完全フカセ


まずコマセを打つと、赤灯台向かって左に広がっているリーフから、
イヤ!ヤメテ!と言いたい程のエサ取り。基本はオヤビッチャ等々。そしてその下には
イスズミの中型サイズがポロポロとエサを拾っている感じ。そんな形でエサ取りとツケエサの
分離が求められるけど、ナブラかよ!と突っ込みたくなる程エサ取りがいる。

ちなみに小笠原諸島全般的には、オキアミ・配合エサ使用禁止という事になっているらしいですが、
オキアミに限っては釣具屋でも堂々と置いてありますし、今回はツケエサのみ使用しました。
また配合エサ禁止という事で、お手製のイカ・イワシ・ムロアジ・少量のパン粉のミンチを
コマセとして使用しています。

今回の狙いはズバリ、カスミアジとオニヒラアジ。赤灯堤防の左に広がる広大なリーフは、
常にこういったお魚さんが回遊している。地元の方はもっぱら干潮時の水深が1mを
切った頃合いに、30センチはあろうかというトップウォータールアーで狙っている。


しかーし釣れる魚はイスズミが殆ど。
アベレージサイズはだいたい40センチクラス。イスズミは引きもスゴイし楽しめるのだけど、
さすがに3投で1ヒットはかかりすぎだ・・・・
その合間に、30センチくらいのイケカツオやモンガラカワハギなどが釣れたくらいで、
後は大した釣果もナシ・・・(エサ取りとなる、ベラやオヤビッチャ、ススメダイは数知れず)
 

 

ともかく初日はそんな感じで大した出物も無いまま、
カラっぽの超重たいクーラー(魚が入っている方が軽く感じるゼ)を担いで宿へ帰投。
宿のオバチャンには散々バカにされ、内地釣り師の烙印をポンッと軽く押された感じであったのだ・・

●5/1 16:00〜18:00 父島赤灯堤防釣行
父島で次に竿を出したのは、なんと前回より3日後。もう円錐ウキにカビが
生えてしまう程に時が経った後。そんな時に何をやっておるのだ!と言われそうだが、
ツレがいると、やれネイチャーツアーだ、登山だと忙しい。しかも今年の小笠原諸島は、
例年にもまして入梅が早く、来る日も来る日も雨。もはや天気にも見放された感じ。
そんな中、唯一今日の午後のみ晴れたという感じで、
ただならぬ顔をしながら、男は(俺の事です)竿を持って宿を飛び出したのだった。

 ◆本日の仕掛け
 スタイルウキフカセ
 竿ダイワメガドライ 2号
 リールダイワインパルト 3000LB
 ミチイト5号
 ハリス3号
 ハリグレバリ9号
 ウキ丹羽ウキ 0号
 トピックやっぱり流れが全くといっていいほど無いので完全フカセ

短時間の釣りだが、時期は夕まずめ。ここは小笠原父島だぞ!俺に答えてくれ!
といわんばかりに今日も赤灯堤防での釣り。父島の安全な釣り場としては、
他にも自衛隊堤防と青灯堤防があるのだけど、青灯堤防の下は砂地、とても
ウキフカセで釣れる様な魚はいない。自衛隊堤防は面倒な手続きナシには
入釣不可なのと、既に竿を出して良い時間をとっくに過ぎている為、
もう選択肢に入る余地は無い。残るは磯となる訳だが、車から降りて、
5分圏内入釣可能な磯自体が無い。
有名なのは下の画像の州崎だが、ここもショイコなどがないとかなりツライ。
しかも小笠原の磯は岩盤自体モロくてかなり危険、力を込めると直ぐに剥離するのだ。


そんなこんなで赤灯堤防での釣りだが、海の状況は正直前回と全く同じ。
状態がいい時は、潮が上げる時にサラシが出る程に流れるんだけどなぁ・・・。
釣れる魚といえば、イスズミの40センチクラス。しかし、今回はこのクラスの魚が
かかった時にでも楽しめる様、若干仕掛けのクラスを落としている。
せめて、魚を釣る事を精一杯楽しんでしまおうでは無いか!!と。
とまぁ、小笠原父島には手痛い洗礼を受けるが、まだ母島での後半戦が残っているので、
これでも良しとしようでは無いか!!
 

総括。

 ●小笠原、潮が動かねば東京湾。
 ●魚が釣れないのに、釣る為の創意工夫が足りなすぎ!無能!
 ●せめて天候にだけでも恵まれればぁ!!

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